新規未公開株とは?

ニュースなどでたまに耳にする「新規未公開株」。
さて、いったいどんな株のことなのでしょうか。

 

企業の株式が一般で売買されるためには、証券取引所や証券市場といった株を売買する場所=市場に”上場”されなければなりません。
それに対して一般に公開していない企業の株式を「未公開株」と呼んでいます。
未公開株は証券取引所で売買することは出来ませんが、価格等の条件が合えば当事者間で売買することは可能なのです。

 

新規未公開株というのは「これから上場する」とされている未公開株のことをいいます。
だいたいの未公開株が上場すると一気に高騰することが多く、利益を得るには格好の株と見ることが出来ます。
その一方で全く上昇しないこともあり、リスクも大きいという側面を持っています。
いわゆるハイリスク・ハイリターンな株なのです。

 

また日本証券業協会ではグリーンシート市場を作り、この市場以外での未公開株の扱いを自主規制しています。

 

未公開株にまつわる事件

2006年にアース製薬の上場前の未公開株を、証券業登録を受けていない業者が個人投資家に販売していた容疑で、業者が家宅捜索を受けた事件がありました。
販売した価格は1株1万円〜2万円であったのに対して、上場後の株価は1株2000円。
その後も3000円前後で推移したため、損をした投資家からの苦情が殺到しました。

 

また有名な「リクルート事件」では、上場前のリクルートコスモスの株が賄賂として使われたこともありましたね。

 

新規未公開株を謳った詐欺に注意!

良好な取り引きをした場合、未公開株は大きな利益を生むことも確かです。
このことを誘い文句にした詐欺が流行っているので注意が必要です。

 

詐欺師は決まって「上場したら2倍・3倍以上になります」などと、上場したら必ず利益が出ることを強調します。
しかし実際にはそんな確証などどこにもなく、さらには上場する予定も無いなんて場合も多いのです。
そもそもその証券が本物かどうかも怪しいものです。

 

証券会社以外から個人に未公開株の購入を勧めるようなことがあった場合、まず詐欺と疑った方が賢明でしょう。
美味しい話にはつい耳を傾けてしまいがちですが、そんな良い条件の株を何故他人に勧めるのかを考えてみましょう。

 

新規未公開株を買うには?

新規未公開株が一般に公募される前に、証券会社が一般に購入者を公募することがあります。
やはり人気が高く抽選になることがほとんどですが、優良企業の未公開株を買えればラッキーかもしれません。
しかし、一般の株に比べてはるかにリスクが大きいということは覚悟しておきましょう。
一時は未公開株が公開されれば必ずといっていいほど高騰することも多かったのですが、最近は公開価格が安値になることも少なくありません。
さらに上場の瞬間に高騰したような場合、急落するのも早いことがあるというデメリットもあります。
株の売買に慣れた上級者には魅力的な新規未公開株ですが、初心者にはあまりおすすめ出来ない面が多いのも確かなのです。

 

 

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